本人認証サービスの導入について
近年、インターネットにおけるオンラインショッピングが増加し、支払方法もクレジットカードによるものが主流となってきています。
このような背景の中、昨今、他人名義のクレジットカード番号を盗用し不正に商品を詐取する不正利用被害が増加、警視庁をはじめ関係省庁がその対策を始めており、先般、その対策の一環として「本人認証サービス」について積極的に導入を図るようクレジットカードカード業界へ要請がありました。
ゼウスではこのような状況を鑑み、加盟店様、ならびにオンラインショッピングを利用するお客様に安心して利用いただくため、「本人認証サービス」をご推奨しております。
不正利用被害は加盟店様のご負担となります≪チャージバック≫とは?
インターネットを利用したカード決済において、他人のカード情報を不正に入手し利用する等の不正利用によりカードホルダー(*1)がクレジットカードでの支払いに「同意」しない場合、クレジットカード会社から加盟店様への売上金のお支払いがされません。これを「チャージバック」といいます。
チャージバックが発生した場合、ゼウス「クレジット決済サービス利用規約」(第12条 債権譲渡又は立替払いの取消又は解除)に基づき、チャージバック対象の債権(売上金)は加盟店様のご負担となります。
- (*1) カードホルダー:クレジットカード会社とご契約しているカード利用者です。
だからゼウスは「本人認証サービス」の導入をお奨めいたします!
インターネットショッピングでカード決済を利用する場合、一般的には、「カード番号」と「有効期限」を入力することにより支払いが完了します。
本人認証サービスを導入すると、実際にクレジットカードが手元にないと確認できない情報や、クレジットカードには記載されていないパスワードの入力が必要となります。
その為、クレジットカードをお手元に持つか、カードホルダー自身の利用であるか等、確認の精度を高くすることができ、より安心なカード決済をご利用いただけます。
また、セキュリティの高いネットショップとしてお客様にアピールすることにもつながります。
ゼウスが推奨する「本人認証サービス」は...
ゼウスでは、加盟店様により安心したクレジットカードでのお取引を利用していただくため、以下の「本人認証サービス」を提供・推奨しております。
- EMV 3-Dセキュア(PC、モバイル、スマートフォン、タブレット対応)
- セキュリティーコード(PC、モバイル、スマートフォン、タブレット対応)
EMV 3-Dセキュアとは
EMV 3-Dセキュアとは、インターネット上でクレジットカード決済をより安全に行うための本人認証の仕組みで、国際カードブランド各社が推奨する世界標準の本人認証方法です。
EMV 3-Dセキュアでは、購入者の情報をもとにカード会社がリスク度を判定しリスクの低いユーザーはパスワード認証が不要となるため、カゴ落ちリスクが低減化されます。
セキュリティコードとは
クレジットカードの裏面または表面に印字されている3桁~4桁の数字を言います。
一般的なクレジットカード情報に加え、セキュリティコードを入力することにより、クレジットカードが購入者の手元にあることが確認できます。
インターネット上で不正に入手したクレジットカード情報で決済された場合も、セキュリティコードは不正利用者には分からないため、有効な抑止策となります。
ただし、不正利用等でチャージバックが発生した場合は、加盟店様のご負担となります。
EMV 3-Dセキュアとセキュリティコードの「効果」と「懸念点」
2つの本人認証サービスを合わせて導入いただくことで、不正利用に対する安全性がより高くなります。
それぞれの特徴と効果および懸念点をまとめていますのでご確認ください。
抑止策 | 効果 | 懸念点 | 不正利用発生時の リスク負担対象者 |
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EMV 3-Dセキュア & セキュリティコード |
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カード会社 |
EMV 3-Dセキュア |
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カード会社 |
セキュリティコード |
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加盟店様 |
抑止策なし (未導入) |
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加盟店様 |