PPC広告の費用とクリック単価を理論的に考える

よくPPCの広告予算をどのように決定しているのかとお尋ねすると

「月5万円~10万円ぐらいで適当に・・」

というような回答を耳にします。しかしPPC広告というのは、街の看板のように効果を計測できない広告ではないので、ぜひ、理論的に広告展開をしていただきたいと思います。

そもそもPPC広告とは

PPC広告とは、Pay Per Click Advertisingの略で、GoogleやYahoo!などでの検索結果画面に表示されるクリック毎に課金が発生する広告のことをいいます。

PPC広告での単価の決め方

例えば5,000円の商品を販売するにあたっては、その5,000円の内訳は原価+間接コスト+純利益+1件あたりの広告費などで構成されます。

仮に、ここで原価や関節コストの兼ね合いから1件の受注にかけられる広告予算が800円までとしたい場合、800円がCPA(Cost Per Acquisition)といわれる1コンバージョンあたりのコスト=顧客獲得単価となるわけです。

CPA=CPC(Cost Per Click)÷CVR(Conversion Rate)
という式で表せられます。

つまり

顧客獲得単価=クリック単価÷コンバージョン率

従来実施していた広告のコンバージョン率が3%だったとすると、この例の場合
800円=クリック単価÷3%

つまり
クリック単価=800円×3%=24円
となり、この商品の広告では平均クリック単価は24円以上の設定をしてはいけないという答えが導かれます。

この24円という価格をもってして入札価格の設定をすべきだということになります。

カテゴリ: プロモーション

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