6ポケットマーケティングとは?
マーケティング用語で「6ポケット」という言葉があります。
子供一人に対して両親・両祖父母の合計6人の財布(経済的なポケット)があるという意味で、この計6人が子供や孫に高額の商品を買い与える現象を指してアパレル業界・百貨店などでいわれるようになってきました。
この背景には少子化で一人当たりにかけられる金額が大きくなったことや流行りのものやファッションに理解のある団塊の世代が祖父母世代になったことなどがあるといわれています。
さらにここ最近では、金銭的に余裕のある独身者が増加したのに伴いおじ・おばの新たなポケットも追加された8ポケットなどという言葉も使われ始めています。
ある企業ではそんな「6ポケット」の経済ポケットに着目し通常では出産準備や産後の女性をターゲットとして展開しているところに、シニア層を意識した取り組みとして「孫」に着目し、孫向けのプレゼント商品などを扱う通販サイトを開設しています。
サイトでは文字のフォントを大きくするほか、丁寧で分かりやすい機能説明にするなど祖父母世代の顧客の使いやすさを追求し、定番プレゼントや売れ筋商品外出や入浴、食事など孫の行動シーンに応じた商品提案を行うなど商品の選びやすさや見やすさにも配慮しています。
現況のネットショップターゲットに「6ポケット」を意識した導線を作り新たな顧客の新規獲得を計画してみてはいかがでしょう。
シニアでも使えるユーザビリティ改善ポイント
日本国民総シニア化。
そんな日本におけるネットショップ。
これからはシニア層が目的をストレスなく購買達成できるサイトでなくてはなりません。
パソコンにおけるそのポイントのごく一部を以下にまとめました。
- トップページは自社業務内容が一目でわかるようにする
- アルファベットの会社名やロゴにはふりがなを併記する
- ファーストビューに主要なナビゲーションを収める
- レイアウトでツールや情報の分類を明確にする
- ページ幅を狭くしすぎない
- シニアにやさしいフォントサイズ(1em)と行間(1.6em)
- 文字サイズの変更案内
- ナビゲーションバーのイラストビジュアル化
- 買い物カゴステップの色別識別化
- 買い物カゴフォームの入力アシスト
シニアでも使えるユーザビリティ改善をぜひ実施してください。
シニア向けページの押さえどころ
シニアでも使えるユーザビリティ改善ポイントでシニア向けサイトの仕様についてお話しをさせていただきましたが、今回はその仕様についてご説明させていただこうと思います。
急速に進む高齢化に対応しておくことは、もはやネットショップとしては必須の対策です。
あるシニア世代をターゲットとした旅行用品の専門サイトでは、各商品カテゴリのバナーはテキストだけでなく例えば「スーツケース」という文字の横に「スーツケースの画像」を入れ込むなど見て分かるデザインにしています。
また、ネット上のやり取りだけでは不安に感じるシニア層に配慮して「万が一の時には電話で聞けるという安心感」を持ってもらえるようサイトの目立つ箇所に問い合わせの電話番号を記載していることも学ぶべき事項となります。
文字が大きいのはもちろんのことですが、モノの販売だけではなくシニアが求めている下記のような情報コンテンツの充実なども大切です。
- 持ち物チェックリストで忘れ物を防ぐ
- 手荷物サイズの超過料金に注意!
- 日数別スーツケースのサイズの選び方
- 機内でのエコノミー症候群対策
- アメリカ方面に行くならTSAロック
これらのコンテンツが増えていくことにより満足度を高めることができます。
その結果、継続的に利用いただける1つのポイントになり得ていくと感じます。
シニア向けECサイトデザイン、ぜひ取り組んでください。
カテゴリ: 集客方法
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